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うなぎが有名なのは名古屋ではなく岐阜県?その秘密を解明します

うなぎが有名なのは名古屋ではなく岐阜県?その秘密を解明します

2017-05-21

稚魚の捕獲数の低下から価格が上昇し、今や高級魚と言っても過言ではない「うなぎ」。

「うなぎ」と聞いて思い浮かべるもの、それは、食の街、名古屋が発祥のひつまぶしでしょう。

そのため世間一般には、「うなぎ=名古屋」というイメージが定着しています。

ですが名古屋のお隣、岐阜県のうなぎ事情をご存知でしょうか。

そこには、知る人ぞ知る、日本トップクラスのうなぎがあったのです。

 

名古屋ではなく岐阜県?うなぎの産地を調べてみた

岐阜県でうなぎが有名な理由

岐阜県のうなぎの歴史は深く、1000年前に遡るとも言われています。

なぜそれほど昔から地域に根差した文化となったのか。

そこには、いくつかの理由がありました。

 

理由1.うなぎの成長環境

うなぎの成長環境

そもそも岐阜県は、長良川、木曽川、揖斐川のいわゆる「木曽三川」の清流が街を貫いています。

うなぎは海で生まれますが、魚としての成長過程は川で過ごします。

岐阜県はうなぎにとっては最適ともいえる環境が整っているのです。

 

理由2.伝統行事の鵜飼とのつながり

伝統行事の鵜飼とのつながり

出典:交流居住情報 | 関市役所公式ホームページ

木曾三川を司る一つである長良川では、現在もなお著名な岐阜県の伝統行事、鵜飼が行われています。

その漁師さんである鵜匠さんのスタミナ付けとして食されたことが岐阜県におけるうなぎ文化の始まりであるとされています。

 

理由3.うなぎの名前の由来にもなっていた?

さらには「うなぎ」の名前も、鵜が飲み込みづらい魚であることから、「‘鵜‘が‘な‘ん‘ぎ‘する(苦労する)」=「うなぎ」が由来とする説もあるなど、岐阜県では空ほどまでに昔からうなぎが親しまれていたようです。

うなぎが育つ環境、食べる人々、様々な条件がそろった末に生まれ、育った文化なのですね。

 

鵜飼の街、岐阜県中濃地方のうなぎの特徴とは

鵜飼とうなぎの深いつながりをご紹介しましたが、その中でも特に鵜飼が有名な岐阜市、関市、各務原市には特にうなぎの名店が店を連ねます。

岐阜県では、どのようなこだわりでうなぎが食されているのでしょうか。

 

小細工なしのストレート

小細工なしのうな重

うなぎへのこだわり。それは、食べ方に見て取れます。

岐阜県でうなぎを食べるときは、ひつまぶし等の変化球は使わず、蒲焼きをご飯の上に乗せた、うな重、うな丼のストレート勝負であるのが特徴です。(あくまで主流の話でえすので、もちろんひつまぶしも嗜まれます。)

炭の香ばしさが香り、甘辛く仕上げたタレとうなぎの旨味がご飯と最高にマッチングします。

筆者もうなぎは大好物の一つですが、食べ物全体で考えてもこれほどご飯に合う食材というのは考え付きません。

うなぎにこだわり抜くからこそ、うなぎ本来の味で勝負しているのですね。

 

うなぎを食べられる店舗の多さ

うなぎを食べられる店舗が多い岐阜

出典:うなぎ屋たむろ グリュー店「感謝道」開催中☆ – ウエスタンファッションオヤジのブログ

うなぎへのこだわりは、うなぎを取り扱う飲食店の数からも感じることができます。

先ほどご紹介した関市、各務原市を合わせても40店舗以上でうなぎを楽しむことができます。

そのことからも、どれほど岐阜県ではうなぎが有名なのかを感じて頂けると思います。

 

岐阜県のうなぎは日本一

今回は名古屋の陰に隠れながら実は日本一のうなぎが食べられるとの呼び声の高い岐阜県のうなぎ文化についてまとめました。

実際にそう感じておられる方もいらっしゃるのか、うなぎを食べに全国から多くの人々が岐阜県に詰めかけています。

皆様も是非一度、岐阜県を訪れ、日本一のうなぎを召し上がってみてはいかがでしょうか。

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