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全国の70%の人が知らないうなぎの蒲焼きと白焼きの違いはなに?

全国の70%の人が知らないうなぎの蒲焼きと白焼きの違いはなに?

2017-04-21

稚魚の捕獲量の減少から価格の高騰を巻き起こし、今や高級魚としても扱われる「うなぎ」。

そのお味は絶品です。

特に人気を博すのは、甘辛く仕上げたたれと炭の香ばしさが抜群のハーモニーを醸し出す、「蒲焼き」。

しかしその他にも、「白焼き」という焼き方が存在することをご存知でしたでしょうか。

今回はその、「蒲焼き」と「白焼き」の違いをご紹介します。

 

うなぎにも焼き方がある?

蒲焼きと白焼き

蒲焼き 白焼き

まずお伝えしたいのは、蒲焼きも白焼きであるということです。

そもそも蒲焼きとは、白焼きにたれをつけて焼いたものになります。

うなぎ丼や、「なごやめし」として有名なひつまぶしとして食べられる機会が多くメジャーなのがうなぎの蒲焼きです。

一方白焼きは、うなぎの旨味をそのまま味わうことができるもの。

目的によって調理法が分けられますが、その詳細についてまとめます。

 

蒲焼き

先ほども説明したように、蒲焼きは白焼きにたれをつけて焼いたものになりますが、その焼き方について、関東風と関西風の2種類に分かれます。

 

関東風

味が染み込み、柔らかく仕上がったうなぎを好む方におすすめ。

それは、白焼きを蒸してから焼くためです。

一旦白焼きを蒸してからたれをつけて本焼きにするため、お箸で切ることのできるような柔らかさに仕上がり、そのふっくらとした身からたれの旨味が溢れ出します。

 

関西風

こちらはカリッとした食感を好む方におすすめ。

それは、白焼きを蒸さずにそのままたれを付けて焼くためです。

表面のたれの焦げと焼き目がつくことで、食感はカリッとしたものになり、そしてその焦げ目は香ばしさを醸し出します。

 

蒲焼きの味わい方

うなぎ 味わう

蒲焼きは噴き出す油、たれの旨味、全てがご飯とベストマッチです。

蒲焼きの代表的レシピといえば、やはりうな丼、ひつまぶし。

たれ、ご飯、旨味、香味、の奇をてらわない愚直な味、これこそがうなぎの王道でしょう。

 

白焼き

白焼き

出典:うなぎの白焼はわさび醤油で・・・。  [クックパッド]

白焼きにたれを付けて焼くものが蒲焼き。

であるので、当然、たれを付けず、そのまま素焼きにしたものになります。

たれの味では誤魔化せない、うなぎ本来の旨味を味わうことができます。

そんなうなぎ本来の味を引き出すべく、組み合わされる調味料をいくつかご紹介します。

 

まずは王道の塩。

魚と塩の組み合わせ。合わないはずがありません。

素材の旨味を完璧に引き出します。

 

わさび醤油

蒲焼きを用いたひつまぶしには必ず付けあわされるわさびと醤油であっさりと仕上げることで、素材の旨味をより引き出すことができます。

 

その他洋風アレンジ

オリーブオイルやハーブソルトなど、洋食風にアレンジするのもアリかも!?

 

蒲焼きと白焼きの違い

蒲焼きと白焼きの違いは、想像していたよりも明確ではなかったでしょうか。

焼き方、調理法、レシピまで大きな違いがあります。

しかしいずれにしろ言えるのは、うなぎは高級魚というレッテルに恥じない食材であるということです。

日頃は手を出すことに渋っても、土用の丑の日や父の日など、おめでたい日には、ぜひ一度、無限の可能性を秘めるうなぎを手に取ってみてはいかがでしょうか。

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