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うなぎの焼き方は関西と関東で違う!どちらが美味しいのか比較

うなぎの焼き方は関西と関東で違う!どちらが美味しいのか比較

2017-04-24

うなぎの焼き方は、日本全国同じだと思っていませんか?

実は、違います。

実際は、関西風と、関東風に2種類に分けられます。

もちろん、2種類あるわけですから味わいも食感も大きく違います。

そこで、今回は関西風と関東風の「うなぎの焼き方」を比較し、どちらが美味しいのか調べてみたいと思います。

 

うなぎの焼き方比較!関西風と関東風

うなぎ

 

開き方

うなぎを焼くには、まず開きにするところから始まります。

早速、開く工程から違いがある関西風と関東風を順番に比較していきましょう。

 

関西風の開き方

関西風のうなぎの開き方は、「腹開き」です。

これは、商いで栄えた大阪ならではの文化です。

商人同士の「お互い腹を割って話そう」という心意気が、うなぎの開き方にも表れたとされています。

うなぎ 開き方

 

関東風

関東風のうなぎの開き方は「背開き」です。

こちらも、武士の世界として栄えた歴史の流れが汲まれています。

武士にとって、「腹開き」は切腹を連想させることから敬遠されました。

関東風の「背開き」は、身崩れせず腹部の脂をしっかりと焼き落とすことができます。

 

串の入れ方

串の入れ方、使用する串にも差があります。

 

関西風

関西では、串打ちに金串を使用します。

こちらは後述の焼き方とも関連しますが、関西ではうなぎを焼く時間が長いため、金串を使用しています。

串の入れ方は、背びれ、尾びれ、頭をつけたまま文字通り「串刺し」にします。

 

関東風

関東では、串打ちに竹串を使用します。

こちらも後述に関連しますが、関東風では焼き時間が短いため、竹串でも燃えることがないことから使用されています。

串の入れ方は、身と皮の間を縫うように刺します。

うなぎ 串

 

仕上げ方

焼いた後、食べるまでの仕上げの工程にも違いがありました。

ポイントは「蒸すか、蒸さないか」です。

 

関西風

関西風では、焼き時間が長いです。

これは、蒸す工程がないためです。

関西風では、ご飯とご飯の間にうなぎの挟むため、結果として蒸す工程の代わりになると考えられています。

長く焼くことで、パリッとした食感が楽しめる仕上がりになるのが関西風です。

 

関東風

関東風では、焼き時間が短く「蒸す」という仕上げ方をします。

蒸すことで、脂がしっかりと落ち、皮が箸で裂けるほど柔らかくなります。

蒸すことで、トロっとした食感が楽しめる仕上がりになります。

 

まとめ

うなぎの焼き方は、関西風と関東風で大きく違いました。

焼き方から、串入れ、蒸し方と3つの違いで仕上がりが豊かです。

関西風では「パリふわ」が、関東風では「トロふわ」がそれぞれ楽しめます。

「関西風は硬くて脂がギトギトしている。」

「関東風は柔らかく味が質素だ。」

などそれぞれに批判的な発言もみられますが、それぞれに美味しいからこそ議論がされていると思われます。

ぜひ、自らの好みに沿った焼き方のうなぎを召し上がってください!

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