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うなぎの旬は夏じゃない!美味しい鰻が食べられる時期を解説

うなぎの旬は夏じゃない!美味しい鰻が食べられる時期を解説

2017-05-09

日本文化の中で、土用の丑の日にはうなぎを食べるという習慣があることから、うなぎの旬が夏だと思い込んいませんか?

実は、夏ではありません。

しかし夏が旬でないということも言えません。

では、いつが旬なのか?

それは、天然うなぎと養殖うなぎによって違います。

そこで今回は、天然うなぎと養殖うなぎに分けて旬の時期について解説していきます!

 

生育環境別に学ぶ、うなぎの本当の「旬」。

土用の丑の日と、うなぎの関係。

うなぎの旬を、夏だと考えてしまう理由は「土用の丑の日」にあります。

暦上、特定の条件が満たされた日のことを「土用の丑の日」と呼びます。

この「土用の丑の日」にうなぎを食べる風習ができたのは、江戸時代末期とされています。

幕末の学者、平賀源内が夏場に売れないうなぎをどうにか売ろうとして「土用の丑の日にうなぎを食べれば、夏バテしない」という意を込めた販売キャンペーンを実施しました。

すると瞬く間に、売れていきました。

”う”しの日に、”う”なぎを食べるということは、語呂合わせも良く文化として急速に浸透していき現在に受け継がれています。

 

天然うなぎの育ち方から学ぶ、本当の「旬」。

天然うなぎの育ち方から学ぶ本当の旬

天然のうなぎは、5月ごろから漁が解禁され、12月ごろにシーズンが終わります。

10月頃から水温が下がり始めるのに合わせて、冬眠する天然うなぎ。

冬を越えるために、たくさんの栄養をため込んだこの時期10月以降に獲れるうなぎが、天然うなぎの旬とされています。

また、5年から12年かけて成長したうなぎが産卵のために、川を下る「下りうなぎ」も美味です。

しかし、近年は天然うなぎの漁獲量は減少しています。

2013年には環境省のレッドリスト:絶滅危惧種にも指定されているため、天然うなぎが食べられるのはあと数年かもしれません。

天然ものにこだわりがあるという方は、近い旬の時期に召し上がることをおすすめします。

 

養殖うなぎの育て方から学ぶ、本当の「旬」。

養殖うなぎの育ち方から学ぶ本当の旬。

養殖うなぎは、実のところ「旬」はありません。

あえていうならば、土用の丑の日の出荷に合わせて養殖されたうなぎは「旬」といえるかもしれません。

しっかりと管理された環境で育つ養殖うなぎは、年間を通して美味しく召し上がれます。

将来的には、天然うなぎは禁漁指定される見込みであることから、ますます養殖うなぎの技術は進歩していくことでしょう。

 

まとめ

うなぎの本当の「旬」、知っていただけましたか?

うなぎの本当の旬は、夏でも冬でもありません。

年間を通していつでもおいしく食べられます。

ぜひ、疲れた時や体力が欲しい季節には、いつでもうなぎを食べて元気になりましょう!

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