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【注目】日本で有名なうなぎの名産地まとめ

【注目】日本で有名なうなぎの名産地まとめ

2017-08-05

近年は価格が高騰し高級魚となっているうなぎ。

しかし価格の高騰とともに、その人気が上昇していることも事実です。

各地では、ハイグレードなうなぎを求めて全国からお客さんが足を運び、店の前に行列を作ります。

今回はそんな、日本中の人気を博すうなぎの名産地をご紹介します。

 

日本が誇る絶品うなぎの名産地とは

食用うなぎはほとんどが養殖

養殖うなぎ

食用うなぎとして名高い二ホンウナギは絶滅危惧種として認定されています。

また、食用のうなぎは99%以上が養殖に頼っているのが現状です。

養殖は、稚魚であるシラスウナギを捕獲し、鰻池で大切に育てられます。

川を上ってくるイメージのあるうなぎですが、実はそういった天然うなぎを捕獲するための漁法は大変珍しいものになってきているのです。

 

うなぎ養殖の名産地

ではここで、養殖うなぎの漁獲量で有名な地域をランキング形式でご紹介します。

1位 鹿児島県 (6,383t)

鹿児島県のうなぎ養殖

意外や意外、ウナギ養殖のトップは鹿児島県です。

温暖な気候とシラス台地がもたらす豊富な地下水がウナギの養殖に最適であるとされています。

 

2位 愛知県 (4,918t)

名古屋のうなぎ養殖

ひつまぶしで有名な愛知県は第2位にランクイン。

全国的にも有名なうなぎ料理があるわけですから、生産量が多くなることも頷けます。

しかし注目すべき点が一つ。

この愛知県の生産量のうち約8割が西尾市の一色町という自治体によって養殖されていることです。

市町村別の生産量で見ると全国トップに君臨する一色町のうなぎ養殖の歴史は、1959年の伊勢湾台風に端を発擦ると言われています。

伊勢湾台風による大洪水は、一色町の田園地域にまで被害をもたらしてしまいました。

しかし、水に浸かってしまった田畑をうなぎの養殖池に転換することで、一躍全国に名を馳せるうなぎの名産地となりました。

 

3位 静岡県 (1,490t)

静岡県の水産資源

「うなぎ発祥の地」とも言われる静岡県。

浜名湖で多くのシラスウナギが捕獲できること、また、富士山が恵む清水により、100年以上前からウナギの養殖が行われてきました。

私自身、静岡県がトップにランクインすると予想していたので少々意外ではありますが、歴史はやはり嘘をつかないといったところでしょうか。

 

消費量が多い地域は名店揃い

養殖量は多くなくとも、消費量が多い地域、すなわちうなぎの食文化が盛んな地域です。

次は消費量の多い都道府県をご紹介します。

 

石川県

石川県の商店街

出典:近江町ニュース – 近江町市場

実はうなぎの消費量のトップは石川県です。

海の幸に恵まれた石川県は、魚の消費が非常に多く、うなぎもそうして人気を博してきました。

金沢市内の近江町市場にも、うなぎの香ばしい香りが漂います。

 

岐阜県

岐阜県の川

こちらも鮎に代表されるように川魚が豊富な地域。

うなぎ文化の始まりは、養殖ではない天然漁獲に由来します。

木曽三川(長良川、木曽川、揖斐川の総称)が育む清流はうなぎの成長にとって最適な環境でした。

ほとんど天然での漁獲が行われなくなった現在でもその文化は受け継がれ、県内、特に中濃地方(岐阜市、関市、各務原市)には全国でも指折りの名店が数多く存在します。

また、通販で積極的に商品展開をしているお店もいくつかあり、県内のうなぎ文化を全国へ広げていこうといった活動も行われているようです。

 

うなぎは名産地のものを食べよう

今回はうなぎの名産地についてご紹介しました。

一年に何度もうなぎを食すという方は少ないと思います。

土用の丑の日や、父の日など、何か特別な日でなければ口にしないといった方も多いのではないでしょうか。

だからこそ、生産地やお店にはこだわるべきです。

せっかくうなぎを食べるのであれば、名産地や名店の、最高級のうなぎを食べてみることをおすすめします。

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